避難所で薬が足りないとき、誰に何を伝える?お薬手帳と相談先
避難所で薬袋を見たら、残りが明日の朝までだった。家に戻れない。薬局も開いているか分からない。こんな時に一番避けたいのは、自己判断で飲む量や回数を変えることです。
この記事では、薬をどう節約するかではなく、誰に何を伝えて相談するかを整理します。主治医、薬剤師、避難所の保健・医療担当、自治体窓口につなぐための情報をまとめます。

30秒まとめ
| 状況 | 先にすること | 避けたいこと |
|---|---|---|
| 薬が足りない | 残数と薬名を確認 | 自己判断で減らさない |
| お薬手帳がある | 写真やコピーも見せる | 薬袋だけで判断しない |
| 薬局が分からない | 避難所職員や医療班へ相談 | 一人で探し回らない |
| 体調変化がある | 早めに伝える | 我慢して悪化させない |
- 薬名と残数を確認する
- お薬手帳・薬袋を出す
- 飲み方を自己判断で変えない
- 避難所職員や医療担当へ相談する
- 次に相談する時刻を決める
最初にするのは、飲み方を変えることではなく残数確認

薬が足りないと感じると、半分にする、回数を減らす、家族の薬を使うなどを考えがちです。しかし薬の種類によっては危険です。まず、薬名、用量、残り何回分か、最後に飲んだ時刻を確認します。
| 確認すること | 書き方 | 注意 |
|---|---|---|
| 薬名 | お薬手帳どおり | 見た目や色で判断しない |
| 残数 | 朝・昼・夜で何回分 | 日数だけで書かない |
| 飲んだ時刻 | 最後に飲んだ時間 | 忘れた場合は正直に伝える |
| 症状 | 痛み、息苦しさ、発熱など | 我慢しすぎない |
お薬手帳は、薬をもらうための説明書になる
避難所では、いつもの病院や薬局につながらないことがあります。お薬手帳、薬袋、薬の写真、保険証情報があると、相談先が判断しやすくなります。スマホ写真だけでなく、可能なら紙でも残します。
| 持っているもの | 役立つ場面 | 補足 |
|---|---|---|
| お薬手帳 | 薬名・用量の確認 | 最新ページを開く |
| 薬袋 | 処方日と薬局確認 | 捨てずに残す |
| 保険証情報 | 医療相談 | コピーやメモも可 |
| アレルギー情報 | 代替薬相談 | 必ず伝える |
避難所では、まず職員や保健・医療担当へ相談する
自分で薬局を探して外へ出る前に、避難所の受付、保健師、医療班、自治体窓口へ相談します。地域の医療体制や巡回相談、処方対応は状況で変わります。
| 相談先 | 伝えること | 避けること |
|---|---|---|
| 避難所受付 | 薬が何回分か | 長時間黙って我慢 |
| 保健師・医療班 | 病名、症状、薬名 | 自己判断で中断 |
| 薬剤師 | お薬手帳、残数 | 似た薬を自分で選ぶ |
| 主治医 | 連絡可能なら相談 | つながらない前提で放置 |
高血圧・糖尿病・喘息などは早めに伝える
すべての薬が同じ緊急度ではありません。高血圧、糖尿病、心臓病、喘息、てんかん、精神科の薬、在宅医療に関わる薬などは、切れる前に相談します。ここで具体的な飲み方を決めるのは医療者です。
| 薬の種類 | 早めに伝える理由 | 伝える情報 |
|---|---|---|
| 高血圧・心臓 | 急な中断を避ける | 薬名と血圧状況 |
| 糖尿病 | 食事変化も関係 | 薬・インスリン・食事 |
| 喘息 | 発作時対応 | 吸入薬の残り |
| 精神科の薬 | 急な中断を避ける | いつもの飲み方 |
家族の薬と混ぜない、分けて保管する
避難所では荷物が小さくなり、家族の薬が一つの袋に入りがちです。名前、朝昼夜、残数を分けておかないと、飲み間違いや紛失につながります。ラベルや袋で分け、本人が分かる場所に置きます。
| 分ける単位 | 方法 | 理由 |
|---|---|---|
| 人ごと | 名前を書く | 飲み間違い防止 |
| 時間ごと | 朝・昼・夜 | 残数が分かる |
| 重要度 | 切らせない薬を上 | 相談を早める |
| 相談メモ | 聞いた内容を書く | 次の人へ説明しやすい |
家庭で今日作る一枚メモ

| 書くこと | 内容 |
|---|---|
| 薬名 | お薬手帳どおり |
| 残数 | 朝昼夜で何回分 |
| 相談先 | 受付、保健師、医療班 |
| 体調 | 症状と変化 |
| 家族 | 代理で説明できる人 |
準備を少し軽くするもの
ここで紹介するものは、安全判断や避難所のルールの代わりではありません。困りごとを小さくする補助として考えます。
お薬手帳ケース

お薬手帳、保険証コピー、薬袋をまとめる補助です。
防水チャック袋

薬袋やメモを濡れから守る補助です。
携帯ピルケース

家族ごと・時間ごとに分ける補助です。薬の変更は医療者へ相談します。
小型LEDライト

夜間に薬名やメモを確認する補助です。
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よくある質問
薬が足りない時、量を減らして飲んでもいいですか?
自己判断で量や回数を変えず、避難所の保健・医療担当、薬剤師、主治医へ相談します。
お薬手帳がない時は?
薬袋、薬の写真、病名、いつもの飲み方、薬局名など分かる情報を集めて相談します。
家族が代理で相談できますか?
本人の情報が分かる家族が相談できる場合があります。避難所の担当者へ確認します。
市販薬なら自分で選んでいいですか?
持病や処方薬との飲み合わせがあるため、薬剤師や医療担当へ相談します。
夜に体調が悪くなったら?
我慢せず避難所職員へ伝えます。緊急性がある症状は救急相談や医療につなぎます。


