台風前に離れて暮らす親へ何を確認する?連絡・薬・停電の順番
台風前に離れて暮らす親へ電話する時は、「避難して」だけでは動きにくいことがあります。この記事では、避難情報、薬、停電、充電、窓、ベランダ、連絡がつかない時の約束を、短い電話で確認する順番に整理します。
個別の判断に迷うときは、前提になる考え方として「集中豪雨で家族が別々の場所にいるとき、連絡と合流をどう決める?」に戻って確認できます。
個別の判断に迷うときは、前提になる考え方として「大雨で職場から帰れない前に。家族へ伝える帰宅困難メモ」に戻って確認できます。
台風が近づいて、自分の家の準備もしなければならない。そんな時に、離れて暮らす親から「こっちは大丈夫」とだけ返事が来ると、かえって心配になります。

何を聞けばいいのか。今から行くべきなのか。電話がつながらなくなったらどうするのか。焦って長電話をすると、親も自分も疲れてしまいます。
この記事では、親を説得する記事ではなく、短い連絡で、今日必要な確認だけをそろえる順番をまとめます。
30秒まとめ
- 最初に聞くのは「大丈夫?」ではなく、「今いる場所」と「避難情報を見たか」です。
- 次に、薬、飲み水、スマホ充電、明かり、トイレ、窓際を確認します。
- ベランダや屋根を見に行かない、川や田んぼを見に行かない約束をします。
- 連絡がつかない時の確認先を、家族、近所、親戚、災害用伝言サービスで分けます。
- 親の家へ向かうかどうかは、自分の移動経路の危険も見て決めます。
- 電話の最後に、次に連絡する時刻を決めます。
まず「今どこにいるか」と情報源を聞く
「大丈夫?」と聞くと、多くの場合「大丈夫」と返ってきます。先に確認するのは、場所と情報源です。
| 聞くこと | 理由 |
|---|---|
| 今どの部屋にいるか | 窓際や玄関にいないか見る |
| テレビ・ラジオ・スマホを見ているか | 避難情報を受け取れるか |
| 自治体の避難情報を見たか | 行動開始の目安にする |
| 外の様子を見に行っていないか | 危険な外出を止める |
| 次に連絡できる時刻 | 連絡不能時の不安を減らす |
相手が高齢だと、スマホの通知や防災アプリよりテレビ、ラジオ、自治体放送の方が見やすい場合もあります。
薬・水・スマホ充電を先に見る
避難や片付けの前に、生活を続けるための物を確認します。
| 確認する物 | 聞き方 |
|---|---|
| 薬 | 今日と明日の分は手元にある? |
| 飲み水 | 寝る部屋の近くに置いた? |
| スマホ充電 | 今何%?充電器は差している? |
| 明かり | 懐中電灯やランタンはどこ? |
| トイレ | 停電や断水時に困る物はある? |
親が「あとでやる」と言った時ほど、電話中に一つだけ動いてもらうのが現実的です。全部ではなく、薬とスマホ充電だけでも先に確認します。
窓・ベランダ・外を見に行かない約束をする
台風前の親への電話で大切なのは、何かをしてもらうことだけではありません。やらないことを決めることです。
| やらないこと | 理由 |
|---|---|
| 屋根を見に行く | 転落や飛来物が危険 |
| ベランダで長く作業する | 風と滑る床が危険 |
| 川・田んぼ・用水路を見に行く | 増水や転落が危険 |
| 車を見に行く | 冠水や飛来物が危険 |
| 停電中に暗い階段を使う | 転倒しやすい |
「行かないで」とだけ言うより、「次に電話するまで外へ出ないで」と時間を区切ると伝わりやすくなります。
連絡がつかない時の確認先を決める
台風時は電話やメッセージがつながりにくいことがあります。災害用伝言ダイヤル171やweb171のような安否確認手段も候補にできます。
| 連絡先 | 使い方 |
|---|---|
| 親本人 | 次に電話する時刻を決める |
| 近所の人 | 普段から頼める相手がいる時だけ |
| 親戚 | 無理な移動を頼まない |
| 自治体情報 | 避難所や避難情報を確認 |
| 171・web171 | 電話がつながりにくい時の候補 |
細かい使い方は、公式案内で確認します。家族メモには、確認先として書いておくだけでも役立ちます。
自分が迎えに行くかは、道を見て決める
親が心配でも、自分が車で向かう道が危険なら、迎えに行くことが危険を増やします。
| 道の状態 | 判断 |
|---|---|
| 夜で見えにくい | 出発しない |
| 川沿いやアンダーパス(用語の説明はこちら)を通る | 出発しない方向で考える |
| 強風が始まっている | 出発しない |
| 親の家が安全区域 | 室内安全確保を優先 |
| 避難情報が出ている | 公式情報と移動時間を見る |
「親を助けに行く」は大事な気持ちです。でも、移動中に自分が危険に近づくと、家族全体の負担が増えます。
家族で今日作る一枚メモ

| 書くこと | わが家のメモ |
|---|---|
| 親の住所と部屋 | 何階、寝る部屋、窓の位置 |
| 薬・水・充電 | どこに置くか |
| 連絡時刻 | 次の電話、連絡不能時 |
| 見に行かない場所 | 屋根、川、田んぼ、車 |
| 確認先 | 親戚、近所、自治体、171/web171 |
電話は長さより順番です。短くても、次に何を見るかが決まれば十分です。
準備を少し軽くするもの
ここで紹介するものは、安全判断や避難判断を代わりにするものではありません。台風前に家の中で確認しやすくする、濡れや転倒を減らす、連絡や記録を残しやすくするための支援用品です。購入する場合は、商品ページで仕様、価格、在庫、販売元、レビュー内容を確認してください。
この記事にはAmazonアソシエイトリンクを含みます。商品は避難判断を代わりに行うものではなく、事前準備の負担を軽くする候補です。
大きな文字の連絡メモ

電話番号、薬、避難先、次の連絡時刻を親の家で見やすくする候補です。スマホだけに頼らないために使います。
モバイルバッテリー

親との連絡、避難情報、停電情報を見るための候補です。台風前に充電済みか確認します。
LEDランタン

停電時に部屋全体を照らす候補です。暗い階段を歩くためではなく、室内で転ばないために使います。
薬ケース・防水ポーチ

薬、保険証コピー、メモをまとめる候補です。避難する場合も家に残る場合も、手元に置きやすくします。
FAQ
親が「大丈夫」と言う時は何を聞けばいいですか?
今いる部屋、薬、水、スマホ充電、明かり、次の連絡時刻を聞きます。気持ちではなく、確認できる物に分けると話しやすくなります。
迎えに行った方がいいですか?
移動経路に冠水、強風、夜間、川沿い、アンダーパスがあるなら、迎えに行くこと自体が危険になる場合があります。公式情報と親の家の危険を見て判断します。
電話がつながらない時はどうしますか?
事前に次の連絡時刻、親戚や近所の確認先、災害用伝言サービスの候補を決めます。つながらないからといって、すぐ危険な移動を始めないようにします。
参考にした情報



